家族の回復と二つのジェンダー
- アイラブジーザスチャーチ
- 1月21日
- 読了時間: 7分

2025年1月20日
アメリカの47代大統領として
ドナルド・トランプさんがバイデンさんの後に返り咲いて就任されました
ピューリタン達による新天新地を目指して建国されたアメリカで
新大統領が就任の抱負を語った中で
ジェンダーは二つしかないという発言をされました
多様性を理由にジェンダーフリーを進めてきたアメリカで
個人個人の自由を尊重しながらも
クリスチャンで聖書に価値観を置く国家アメリカが
いわゆる伝統的で保守的なジェンダーのあり方を明言しました
このことは時代に逆行するじゃないかと考える方もいるでしょうが
家族の回復の視点で人々の癒しと解放と回復を祈っている
私たち教会にとっては非常に意義深いことだと捉えています
いわゆる多様性をどうやって捉えて人々と関わり
人々と寄り添っていくか
そのことを皆が真剣に考えている時代だからこそです
クラーク博士の「少年よ大志を抱け」は、よく知られた言葉ですが
実際は「キリストにあって少年よ大志を抱け」と語られたことは
クリスチャン達にはよく知られていることで
現代の多様性もキリストにあってならば
神様の価値観の中での多様性は本当の意味で尊重できると私は考えています
トランプさんの「ジェンダーは二つしかない」はとても重要で
個人の回復、夫婦の回復、家族の回復を考えるときに
ジェンダーが二つであることがなぜ大切か考えていきたいと思います
以前に「聖書と精神医療研究会」で「家族の回復」について
記事を書かせていただいたことがありますが
25年前にこの「聖書と精神医療研究会」に関わらせてもらって以来
興味深い記事を拝読したことがありました
それは、クリスチャンの精神科の医師が
生まれつきの身体的な性同一性障害の方とはほとんど出会うことがなく
多くが生まれた後に家庭の環境や性的虐待を受けたことがきっかけで
同性愛者となった方達のことでした
その記事を拝読するにあたり
私も実際に経験した貴重なことがありましたが
聖書学校の学生時代の
23歳くらいの頃
ゲイの方に告白をされてデートに誘われたことがあり
私はその対応に非常に違和感があり当然相手のリクエストに応えることはできずに
しかし、天地創造の聖書の神様のことをお伝えしたことがありました
そして、その経験をした後に
東京の知り合いの教会でお手伝いをさせていただくことになって
そこで元ゲイの男性のクリスチャンの方と出会うことになり
それがきっかけで新宿二丁目のゲイやレズビアンの方達のお店の前で
イエス様の愛を伝えていた1年間があったのですが
その出会いの中で知り合った方達の
私が交流した人全てが
幼い時の性的虐待がきっかけで同性との人間関係、友情関係を持つことが困難となり
性的な交流なしには同性と人間関係を保つことができなくなったことを知ることになりました
個性を尊重する時に
多様性でうまく相手を励ませることと
それだけではその人の奥深くの心の傷の癒しと回復につながらないことがあるのだと
学ばせていただいた貴重な出会いの時期となりました
LGBTQと表現されるジェンダーの中で
このことを個性とみなすか
病気とみなすか
「病気とみなすかみなさないか」ということだけよりもさらには
「治る、癒される可能性があることを知っているか?」
またそれを望んでいる人に心の傷の回復を提供することを社会が選択肢として
ちゃんとサポートできるか
人間の命や人生の尊厳を認め合いながら
倫理的な価値観の線引きと
個性と治療の選択や線引きと
さらには知らないが故に多様性が返って苦しめることに至った人たちもいる事実を踏まえて
多様性OK一辺倒のジェンダーフリーについては慎重に対応していく必要があります
現代では障害を持った方へ理解が進んでいますが
私も子供が障害を持って生まれたことで身体、知的、精神の障害のあり方への学びも
自然とさせていただく機会となっています
日本では治療すれば治る生まれつきの身体障害の病気については
国がサポートしてくださり治療を受けられるようになっています
育成医療や更生医療と言いますが
昔は治せなかった病気が現代の医療では対応できるようになり
治ることで社会生活が自立へと向かうならばと
適応の範囲も広がってきたわけです
さて、LGBTQが個性一括りで考えられてしまう時代の中で
昔からの性同一性障害の理解は男性か女性か生殖器官が判断できないような身体的な
障害を持たれた方への理解はあった中で
現代では、後天的に発生する学習障害や発達障害のように
精神的な内面的な性同一性障害を病気ではなく
個性だと一括りで判断することへは
私は慎重に一人一人の事例や過去の出来事を踏まえて
対応するべきだと考えています
例えば、もしも、癌で苦しんでいる方がいるとして
病気も障害者のそのような病気と同じだから個性だからといって
病気のままそのままで頑張ってくださいとは言わないように
人々が病の故に苦しんでいる状況を知るときに
本人がその症状の対応や対策を知らないがゆえに
そのままで個性だからいいのだと十把一絡げに対応することは危険だと考えています
今の性同一性障害のジェンダーの変更にあたり
医師の同意があって別のジェンダーへの性転換手術がなされるまではよかったものの
手術後にやはりそこまですることに違和感があって
前のジェンダーに戻りたいと考えても戻りにくい医療の権威性についても
それが取り上げられている現実もあります
また、性転換手術をした人たちが後悔するケースが10%はいるという現実があるからこそ
男性と女性の二つのジェンダーのあり方をベースに
各個人の様々なケースを理解して
その人の命と人生が大切にされながら
男性として
また女性としてのジェンダーへの
癒しと回復の道があってそれを選択できる可能性を阻害しないことが
本当に大事なことだと受け止めています
神が天地を創造されて
男性と女性を造られましたが
人類はアダムとエバの家族の崩壊から
不規則な複雑な家族関係の増加で
家庭ではご自身が愛されずに
また身の危険となるような安全な場所ではなかったために
自分の価値が崩壊して
性別まで崩壊して
苦しみに至って
ジェンダーが不安定になることが起きてきたことを受け止めています
LGBTQであれ
ストレートであれ
自分のパートナーに対して
自分の満足いくやり方やタイミングや頻度の性行為がないと
関係性が健全に保てないとなっているとしたら
それは男性と女性でも間違った性関係が関係を壊していくように
同性同士の関係性が性的な交流がないと成立しないとしたら
それもまた健全化が必要な状態にある人がいることを
また社会は知って治療や回復をお手伝いできることは大切です
病にたいしての治療も時代と共に発展してきたように
癌でも昔と今では対応が違いますし
かつての不治の病も治療方法が見つかっていることもあるように
ジェンダーによる心の傷や病も癒しと回復がある道を知ってもらうことは愛情です
知らないことを知らないまま相手と関わって
なんでもかんでも多様性だからねと
OKとすることが返って
優しさでも愛情でもないことがあります
二つのジェンダーということが多様性の中で認められなければならないとしたら
男性と女性の二つのジェンダーから
現在の家族関係、友人関係との回復を考えることで前進する人たちのために
私たち教会もできることをさせていただきたいと考えています
過去の家庭環境や性的虐待で自分のジェンダーが受け止められなくなった方達で
癒しと回復が必要な方がいらっしゃれば
教会としてお手伝いできればと願っています
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